《MUMEI》

いきなり
真っ暗になった


懐中電灯の電池が切れたみたいだ。


「なんでこんな時に限って、電池が切れるの。」


ましろは何回か懐中電灯のスイッチを、入れたがつくことはなかった。


「とりあえず、道に沿って帰ろ…なんか出そうだし…。」


ましろが
歩こうとした瞬間


"ガシッ"


誰かに足をつかまれた。

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