《MUMEI》

「ねぇ、そろそろいぃじゃん。付き合ってくれたって。」
拓史が耳元で甘い吐息をかけながら囁く。

「よくねぇってっ!俺絶対付き合わねぇよ?同じもんついてるし、だいたいそっちの趣味ないからっ。」
拓史をどかそうと必死に抵抗するが、やはり無駄だ。
抵抗すればする程、拓史は達也を刺激する。
その度、力が抜けてしまい、あまりの情けなさに涙がこぼれそうになる。

そして、堪える達也を見て笑う拓史。

もう2週間この繰り返し―

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