《MUMEI》
お知らせ
「明の皇太子様が順番に各国を回って、『姫』の中から一人妃をお選びになられます。
皇太子様がお選びにはなるのですが、明国の国民投票で、候補は決まりますの。
内緒ですけど、今のところ水姫さまが一番ですわ。」
「まぁ、そうなんですの？」
「もし水姫様が選ばれましたら私が専属女官になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
「私なんかが選ばれることはないと思いますが・・・・・・
もし選ばれたらよろしくお願いいたしますわ。」
「はい。それでは私はこれで。」
「ええ。明日はどうなさいますの？」
「他の国にも行かなくてはならないので明日の朝にここを出発することになっています。」
「まぁ。ゆっくり出来ないんですね。
残念だわ。あなたとなら気が合うと思ったのに・・・・・・
よかったらまたこの国に来てくださいね？」
「ええ。もちろんでございます。それではこれで。」
「ええ。また夕食の時に。」

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