《MUMEI》

(悪いね。


僕のわがままでお前たちを出さないなんて。


公式戦なら迷わずお前らを投入する場面なんだけど、


これは練習試合だし。


僕にも試したいことがある。


例えこれで負けても、


追い込まれた場面でのお前らのプレーを見ることができる方がよっぽど収穫はでかい。


それにこの場合…


コートに立ってる奴らだって、


お前らと同じ考えを持ってるんだよ?)


「1本行こ〜!!」


センター久保のパス回しから、


左45、


そして千秋へ。


千秋はワンフェイクから、


「しまっ…」


1対1。


正面のディフェンスを抜く。


そしてシュート。


「ナイッシュー!!」


久々の加点。


(な?)


3点差。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫