《MUMEI》

ましろは自分の席についた。


みんな本当に…
どうしたんだろう…


なんで
下向いているんだろ…


「音歌さん、おはようございます。」


しかし音歌は下を向いたまま、何の反応もしない。


ましろは龍成にも声をかけてみることにした。


「おはよう、河山君。」



音歌同様、下を向いたまま、ましろに返事を返すことはなかった。


みんな
どうしちゃったんだろう

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