《MUMEI》

紗菜由は笑みを見せながら言った。


「そう良かった。」


「それより、なんでお姉ちゃんこんな所にいるのでありますか。」


「紗菜由ちゃんの声が聞こえたから駆けつけたんだよ。」


ましろは優しく言った。

私が叫んだから
お姉ちゃんが
来ちゃったので
ありますか…


私のせいで…


「お姉ちゃん、早く逃げて下さいであります!早くしないとあいつが…。」

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