《MUMEI》

なんでみんな
首から上がないの…


ましろは今にも座り込みそうな足で、必死に立ち続けた。


その時


"ペチャッ…ペチャッ…"


誰かが近づいてくる。


ましろは、目をつぶった。


"ペチャッ…ペチャッ…"


「あれ?ましろちゃん?」


音歌の声


ましろは、ゆっくり目を開けた。

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