《MUMEI》
11日目
ましろは、目を覚ました。


雨音はせず、雨は止んだようだった。


ましろは起き上がり洞穴から出た。


暖かい日差しが、ましろを照らした。


空を見上げ、手を光を遮りながら太陽を見た。


「あったかい。それに眩しい。」


ましろは太陽を見るのを止め伸びをし、崖上を見つめた。


「私あそこから、落ちてきたんだ。」


崖はそんな高くなかった。

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