《MUMEI》

部屋を出ると、生き残っている2人がもうすでにいた。


2人はげっそく痩せ、ガリガリだった。


「ねぇどうして、あなたは痩せていないの?」


女の子の声に張りはなく、立っているのが精一杯のようだった。



地下屋の端にいる立っているのが眼鏡をかけている男は、子供を見てはノートに何かを書いていった。


「良し、全員連れて行け。」


「はいっ!」


大人たちは返事をし、地下室をあがっていた。

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