《MUMEI》

「くそ…訳わかんない…」
「い〜から!ほらほら!」

腕を掴まれ、ルンルンな貢にラブホに連れ込まれる。
恥ずかしくて貢にしがみつきながら部屋の前まで移動し、
扉を開けて中に入った瞬間、唇を深く塞がれた。

「…ンん、…ふぁ…」
舌をちゅくちゅくいわせながら吸われ、同時に乳首を親指でそっと転がされだした。

俺は必死に貢の腕にしがみつき、舌の動きに応える。
ふと唇が離れ、指先で唇の唾液をゆっくりと拭われ

「お誕生日おめでとう、先に年上になられちゃったね」
「貢3月生まれだもんな、みたくれは誰が見たって15じゃないんだけど」
貢は少しだけ笑って、俺の頬にキスをすると当たり前の様に俺を横抱きにしてベッドに沈めた。

最近は、俺からもくわえたり、貢に乗っかったりしてたけど、今日はすっかりマグロにされて、
優しい優しい、甘い抱き方で何度もイかされた。

指先を絡めあって、何度も耳元で好きだの愛してるだの囁かれて、のんびりした中挿の中甘いキスを何度も繰り返した。

終わってもベッドの中のままじゃれあったり、どうでもいい話ししたり、気がつけばお互い眠っていたりで。


ふと眼が醒め、ベッドについていたデジタルの時計を見るとフリータイムの終わる30分前だった。


俺は慌てて貢を起こして、二人でシャワーを手早く浴びて、慌ててホテルを出た。

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