《MUMEI》
CASE2:本宮今日子
「先輩ー!!」

「おはよう、柏木」

「おはようございます、本宮先輩!今日もよろしくお願いします!」

「朝から元気だね〜」




わたしの名前は本宮今日子、25歳OL。

未だ、独身。


この後輩は去年からあたしの下で働いている柏木太一。

最初は若すぎて自分なんかと一緒に働くのなんか絶対嫌がると思っていた。
けれど…



『よろしくお願いします!精一杯頑張って、本宮先輩にご迷惑かけないようにします!!』

なんて、耳が痛くなるぐらいの大声で言われて。

社長もあたしも吹き出してしまった。









「先輩、」

「ん〜?」

「先輩、今いくつですっけ?」

「…柏木〜、あんたいい度胸してるじゃない…」

「え?え??」

「女性に年齢聞くなんて、さいって〜」


外回りが終わって、今日は直帰しようかと思っていたとき、柏木に夕飯に誘われた。

何度か誘われていたけど、忙しいのと疲れもあり、ことごとく断っていて。

今日はまぁいいか、と思いOKと伝えると、柏木は道のど真ん中で「ヨッシャー!」とガッツポーズしやがった。

おかげでかなり恥ずかしい思いをしたので、ここは柏木の驕り。




「すっ、すいません!あ〜やってしまった…」

「ったく、他の女の子にそんなこと言ったらダメよ?モテなくなるわよ」

「……」

「?
柏木??」

「あ、いや、はい、気をつけます」

「?」

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