《MUMEI》 当日翌朝、遂にこの日がやって来た。 蓮翔ちゃんの試合の日。 だけど俺は…… ーーいけないーーー 未だに蓮翔ちゃんに連絡をとっていない。 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……… あ。 携帯を開くと、“桐海蓮翔”と言う文字が写し出されていた。 『俺の活躍見逃すなよ!!』 きっと俺が来てくれると思って張り切ってるんだろうな。 そう考えると、どうしても返信することが出来なかった。 俺はクローゼットから綺麗に畳まれた練習用のジャージを取り出して、練習に行く準備を始めるのだった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |