《MUMEI》 「おう、オババの言った通りだったぞ!今日はお礼に来たんだぞ!」 『お礼なんか、いらないよ!魔王様には世話になってるんだ!サービスだよ、サービス!』 そう言って、照れ臭そうに笑った。 『そこのお前!占って見ようかね?こっちへおいで…』 俺はオズオズとオババの前に座った。 『ふん!可愛い顔をしてるじゃないか?王子〜良かったな!顔は選べないからな、大切な人は…』 「オ、オレは〜顔なんて関係ないぞ!凛だから好きなんだぞっ!」 オババは〜オヤオヤと言う顔をして、俺に耳打ちした。 『凛とやら…愛されておるのぉ…イッヒッヒ』と笑った。 カイルの気持ちが嬉しかった。 前へ |次へ |
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