《MUMEI》

――…あのカメラは確か……お兄ちゃんが持ってた…


――…え〜っと……何だったかしら……!?


――…思い出せない…!



ドラミは、動揺と焦りにあえぐ…


しかし出来杉は、そんなドラミを他所に、ニヤニヤと笑っているだけだった。



「キラ……アナタは何を企んでいるの!?」


ドラミは出来杉の次の一手にまつわる心意を量りかねて問いただすも――……



「それはまだ言えないなぁ…(笑)」


…軽くあしらわれるだけだった。

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