《MUMEI》

「すげ〜な…。


ホントに高校生か?」


「…さぁな。


ホントは水川の兄ちゃんかもな。」


「ラスト!!フリー!!」


「う〜す。」


フリー。


その名の通りシューターの好きなコースに打つ練習。


ディフェンスのいない状況でのステップシュートというものは、


シュートのスピード、
コントロールという点を最も上手く調整できるシュートだ。


この練習に関してはキーパーが止めれないこともざらだ。


「1!!」


「バシッ!!」


「2!!」


「バシッ!!」


「3!!」


「バシッ!!」


(おいおいマジかよ…


高校生だぞ?


誰も決めね〜じゃん…


…悪いな。


俺も意地があるからよ。


キーパー練習ってのはわかってっけど、本気で行くぜ…)


「5!!」


「あっ…」


シュートが決まる。


「ラスト!!」


「ナイッシュー!!」


最後のシュートも決まった。


「最後バランス崩れたな。」


「すいません。」


「いやいや上出来だよ!!


こんな上手いとは思わなかった!!」


「あざっす!!」


凄いキーパーが入ってくる。


秀皇大学の選手たちにそんな印象を残し、


練習を終えた。

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