《MUMEI》
空の下の約束
桜が風に吹かれ散り
人に踏まれてぐしゃぐしゃになった花びらのことなんて
忘れたとでも云うように
木は黄緑色の若々しい葉をつけた
あれほど“桜だ。お花見だ”と騒いでいた人間もいつしか木なんて見向きもしなくなった5月の始め。




授業中にも関わらず高校の屋上で堂々とサボリを行う少女が一人。


制服のスカートが汚れることなんか少しも気にせず地べたにドカリと座り
長い黒髪はくくることもせず風に吹かれ宙に舞う。


ボォーー。
見つめる先には青い空。



彼女の名は
蒼凪 桜

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫