《MUMEI》

出来杉にペースを完全に掌握されたまま、ドラミとキラの間に漂う緊張は高まってゆく――…。



「ドラミさん……気を鎮めてください…。」



「…スウゥ……ふうぅ…………。」



ニアの助言に、ドラミは掻き乱された心を落ち着かせようと、深く深呼吸を入れた。



―――…そして……



「アナタは、どうやってデスノートを手に入れたの?」



事件の真相に立ち戻る疑問をぶつけた――…。



すると――…。



「ふっ…………。(笑)」


出来杉は小さく含み笑いを洩らした後に口を開いた……。

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