《MUMEI》

◇◇◇

蜜樹君はお茶を持って来てくれてから──

ぼんやりしてお座敷に座り込んだ。

≪ほけーっ‥≫

「早いよなぁ、もう夏休み終わっちまうのかぁ‥」

≪クスッ≫

「学校が始まっても毎日来るよ?(微笑)」

「でもさ、やっぱ──」

≪クスッ≫

「ん?」

「あたしも(微笑)」

「ぇ──」

「あたしもいられるなら一日中ここにいたいなぁって思うから(微笑)」

「ぇ、マジ?」

「うん♪」

だって──

こんなに楽しいんだもん(微笑)

◇◇◇

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