《MUMEI》 底にあるモノ俺「嫌な話になるよ…」 姉「かまわないよ」 シャンパンをついでくれた 俺「…椅子でなぐったとき…普通なら死んじゃうとか…でも…」 「壊れちゃえって思った…」 「ゲームのやりすぎかなぁ…」 姉「…極限状態だったから…」 俺「違うんだ…」 「…2回目に…背中に椅子が当たったとき… 背中じゃダメだ…頭狙わなきゃって…」 「…」 「俺、冷静に…頭…狙った…」 話しだしたら、俺 涙が勝手に出てきた… 俺「カウンセリングとか…行ったほうが、いいのかなぁ」 姉「結論いそがないで!」「気が狂ってる人って、自分で変だと思わないよ」 姉の声が優しく聞こえた 姉「私が、あんな事になったから…大翔まで、傷つけちゃったんだね…」 「ごめんね、大翔…」 姉まで泣き出してしまった 俺「ねーちゃん悪くないよ…」 「俺…ガキの頃から、いい子にしてたから…反動かな…」 「誰かを馬鹿にしたい」 「誰かをみくだしたい」 「優越感に浸りたい」 「そんな思いばかり…いっぱいあって…」 「だから…誰にも会わない…」 「だから…独りが楽…」 「スゲー、嫌な奴になっちゃったみたいだよ…」 姉「自分でわかってるから、人を避けてるんでしょ…」 「狂ってなんかないよ」 「誰だって、そういう気持ち、あるんだよ」 俺「…」 綺麗事に感じた… 違う…そんなんじゃない… 俺…心が腐ってるんだ… きっと… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |