《MUMEI》 本音俺、リビングの低いテーブルに頭つけて、泣いてた 姉の顔を見れなかったから 俺「俺、最低なんだ…」 姉「何が最低なの?」 俺「ねーちゃんの… 見て… 俺… 」 「いけないって… 」 「頭では… 」 「でも… 」 「何度も見て… 」 姉「…」 俺「最低だろ…」 姉「最低だね…」 頭を何かで殴られたような気がした もう、姉の顔を見れない 二度と、目を、合わせたく、ない 姉「そんな事でウジウジしてるなんて最低だよ」 「私なんか、もっと酷い目にあってるのに…」 「ねぇ、大翔」 「それで、誰かを傷つけたの?」 「それで、誰かが大翔を憎んだの?」 「誰も、何もないじゃない」 「自分の中の問題だけでしょ」 俺「…」 確かにそうかも、 だけど、 ダメだ考えがまとまらない 姉「そんなに自分を追い込んで、どうするの?」 姉は、俺の頭を軽く撫でて、テーブルを片付け始めた 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |