《MUMEI》

「お前が、さっき成功したのは、タイムスリップじゃない。


…瞬間移動だ!!」


「ああっ!!確かに…。タイム(時間)が動いてない。」


「残念だったな!高畑。」


満足そうに、高畑の肩を叩く堀田梅子教授を見ながら〜この人は、一生嫁に行けないだろうな〜と思う僕だった。


「くっそおぅ〜!」
泣きながら、部屋を走り去る高畑を見送りながら、僕は帰り支度をした。


「教授帰りましょう?」


「私は少し調べ物があるから…先に帰りなさい。」


言葉に甘えて、帰らして貰った。


独りになった教授は〜机の上の『タイムスリップみにょ〜ん1号』を手に取り〜


みにょ〜ん、みにょ〜ん、みに…ょんょん…略…。

楽しそうだった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫