《MUMEI》

真っ暗で
今どこにいるのかも
分からないけど
ましろは
ひたすら歩き続けた。


そういえば
今は
銃声音とかしないな…


すると
遠くの方に
輝く光が見えた。


もしかしたら
村の光かもしれない!


ましろは足が重いことを忘れ走り、明かりの20メートルぐらいまで近づいた。


「あっ…。」


だが
それは
村の光ではなく
懐中電灯の光だった。

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