《MUMEI》
影月の半分
「ねぇねぇ。影月と出かけるんだけど、服変じゃない?」
「う〜ん。ココをこうしてこうした方がいいかなぁ?
よし!できた!」

「え!?服が少し変わった!なんで?
これも梨世の魔法?」
「そうよ。すごいでしょう?」
「うん!かわいくしてくれてありがとう!」
「どういたしまして。」
=============移動後==============

「遅いなぁー、影月。」
「光鈴!遅れてごめん!待った?」
「やっほ、影月!
そんなに待ってないよ?」
「そう。良かった。」
「あれ?その服の色・・・黒色?
黒色ってきらいなんじゃ・・・。」
「私そんなこといったっけ?」
「うん。昔は黒は引きずりこめれそうで怖いって言ってたよ?」
「今は好きになったの。
変だった?」
「イヤ、似合ってはいるけど・・・・・・・・」

(ダメ!多分その子の『中』は影月じゃないの!)
(うるさい!梨世!しゃべるな!)
(あ・あなたは・・・・・・・
きゃーーーーーーー!!!!!!!)
『ちょ!梨世!大丈夫?
ちょっと!ねぇ!梨世ってば!』

「どうしたの光鈴?大丈夫・・・?」
「イヤ!触らないで!」
「ど・どうしたの・・・・・・?」
「ごめん。なんでだろう・・・・・・・?
なんか調子悪いし私帰るね。」
「大丈夫?お大事に。
また明日学校で」
「うん・・・・・・。」

私、影月にひどいことをしちゃった!!
どうして?
なんか変な感じがした・・・・・・・
半分は『影月』なんだけど、もう半分が違う人みたいだった・・・・・・・
もしかして影月は戦うことを拒否して、それで魔法を掛けられたのかな!?
帰って梨世に相談しよう。

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