《MUMEI》 「はあっ、全く〜殿方には、困りますわねっ、凛様〜。」 ニッコリと笑うシオン。 …シオン…多分勘違いしてるな〜、俺の事。女って…。 俺の手を取り、ゆっくりと歩く。 俺は、ふと空を見上げた、そこには〜太陽が2つ。あ、違う〜1つは…。 「シオン、見て〜太陽が2つだよ。」 「え?太陽が…?」 シオンは空を見上げた。 「あははっ。実は〜1つは月でした、珍しいよね、真昼の満月なんて…」 …ドクン・ドクン… 『グゥ…グルグル…』 俺の隣のシオンから〜変な音がする。 俺は〜まだシオンの秘密を知らなかった。 前へ |次へ |
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