《MUMEI》

☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。



「――…つまり…それが…


…死神の声…?」


ドラミは固唾を飲んだ――…。



「…ククク……そう…。


…僕に神の力を与えし“天の声”だったのさ………。」


出来杉は何故か背後を振り返って虚空を見つめた…。



まるで其所に居る“見えない誰か”と、アイコンタクトを交わすように――…



ドラミも同じ空間を見渡すが、得体の知れない気配に、ぶるりとした悪寒が肌を伝うだけだった…。

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