《MUMEI》 梨世への相談「あのね、なんだか今日影月が変だったの。」 「変って何処が?」 「うん。なんとなくなんだけど、半分は影月なんだけど半分は違う人って気がしたの。だからつい、影月を拒絶しちゃった。」 「でも、大丈夫なんじゃない? そんな事で二人の友情にひびはいかないでしょう?」 「それは大丈夫だと思う。ただ・・・・・・・・・・・・」 「ただ?」 「ただ、影月は傷つきやすいから泣いてないか心配で・・・・・・・・・」 「それは、心配だね。」 「うん。あ!でも、もう一つ聞きたいことがあったんだ!」 「なに?」 「もしかして、影月は戦うのを拒否して、もう一つの勾玉の精に魔法をかけられたんじゃないのかな?」 「ありえるわ。でも、戦う時に変わるだけで普段は平気なはずよ?」 「そっか。良かった。でもそんな影月と戦うのはイヤだな。」 「大丈夫だよ。」 「うん。ありが とう。」 前へ |次へ |
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