《MUMEI》
夢と現実の狭間
夜9時──。

まだ少しも眠たないウチをベッドに入れて──

2人は明かりを消した。

「では、お休みなさいませ、お嬢様(微笑)」

「なぁ、ホンマに寝ないとアカン‥?」

ウチもう13なんやけど──。

せめてもう1時間位大目にみてー‥

くれへんやろな──(苦笑)

「何かあれば呼べ。いいな」

「うん──‥分かった」

ウチが答えると──

2人は静かに出て行った。

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