《MUMEI》

◇◇◇

蝉の声が聞こえくなったりするのは‥

ちょっぴり寂しい気もするけど──

秋は紅葉とか綺麗だし──‥。

「?」

視線を感じて左を向いたら──

蜜樹君があたしを見てた。

夕陽に照らされた瞳が‥‥

凄く綺麗で──‥

あたしは目を離せなくなった。

何ていうか──‥

今までこんな風にマジマジ見つめた事なくて──

いつもの笑顔とは違う蜜樹君の表情に‥

ドキッとした。

◇◇◇

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