《MUMEI》

「ところで、ウェンズディ〜今日、図書館行かない?」


「何で?」


「お勉強会。」


「おに〜ちゃんも来るの?」


「うん!」


「じゃ行く!」


ひそひそ話をする二人。


「この仮定を使って…誰だ?喋ってるのは…?」


「先生です!」
教室内から笑いがおこる。アハハ…


「全くさ、試験が近いのに授業遅らせるヤツが居ると困るよな!

冗談人間どもめ…」


「先生もチョーク投げる暇があったら、どんどん先へ進めちまえばいいのに…」


「そうもいかないさ、このクラスの担任なんだから、遅れるのが居ると責任あるんだろ?」
ガリ勉集団がボソボソ呟く。


…遅れてる…?
グサッ…
一言に傷付くいっくん。

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