《MUMEI》
森で・・・
ーーー森ーーー


「でも、本当にすごいですよね!
だって『水城の庭』ということで森があるんですもの!
しかも!森の一部の開放を姫様が水王に意見したのでしょう?」
「えぇ。でも、全部の場所を開放して欲しいと願ったのだけど・・・・・」
「でも!一部といっても凄い大きいじゃないですか!ですから姫様は水王と違って凄く町民からしたわれているんですよ!」
「まぁ!そうなの?
嬉しいわ。
でも父様の悪口は私以外に言っちゃだめよ?」
(ふん!当たり前じゃない!わざと森を開放して町民から支持を得たんだから!
でも、やっぱり父様は国民から支持がないのね・・・・・
子供には甘い父なのに・・・・・。)
「も・、もうしわけありません!どうか王には内緒にしてください!」
「えぇ。もちろんよ!父様にそんなことが知れたらあなたが罪に問われてしまうわ!
あなたは私にとっての大切な友達の一人なんだから!」
「ありがとうございます!」

   ヒヒーン

「あら?馬の鳴き声が聞こえるわ。
お客様かしら?もう十分花もハーブも摘めたから行ってみましょう?」
「はい!」
(誰かしら?今日は誰も来る予定はなかったはずだけど・・・・・・・・・)

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