《MUMEI》 「どうしたんの?」 「ありがとっす、ありがとっす。」 「うん…。」 子供は弱々しく言った。 「あっそうだ、これをあげるっす。」 琉遠は一枚のちとボロいA4の紙を子供に渡した。 「何これ?」 子供は紙を受け取り、少し見つめてから琉遠を見た。 絵には変な模様が書いてあり、知らない文字がびっしり書かれていた。 前へ |次へ |
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