《MUMEI》

鍵を返しに行く、途中までは柚木君も一緒だが、職員室の前で私達が止まると、柚木君も止まってこっちを見ているので

「大丈夫だよ、バイバイ」
私は手を振った
ナオも手を振り、バイバイと言っていたが、柚木君は恥ずかしいのか、会釈をして、帰っていった。

私達も鍵を返し、帰った。





玄関を出ると、そこは見慣れた道ではなく、道路は黒光りし、木は倒れんばかりにしなっていた。

私達は一旦中へ戻り、鞄の中から、役に立つのか微妙な折りたたみ傘を出した

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