《MUMEI》 僕が怒りに震える拳を握っていた、その時――…… 『…いや……のび太は、お前が持っていない物をちゃんと持っているぞ…』 ―――…さっき図書館で聞こえた声が、僕の耳奥で唸るように囁いたんだ……。 「誰だ!?」 僕は得体の知れない声に、辺りをキョロキョロと見回したのさ…。 しかし、しずか君の家の前には僕以外、誰もいない――…。 「気のせいか…?」 僕は、彼女の部屋の窓に視線を戻した。 すると、次の瞬間―――…! ―――…バサッ…! 「うわッ!」 いきなり僕の顔に“黒い何か”がぶつけられたんだ…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |