《MUMEI》

いつの間に現れたのだろうか…?



逆立つ頭髪――…



死人のような青白い皮膚――…



ギョロリとした赤い目玉――…



耳元まで裂けた口――…



背中に巨大なコウモリの翼を生やし――…



針金のように細い身体を、不気味なレザースーツに包んでいる――…。



見たこともない……この世のものとは思えない化け物が、僕を見下ろして立っていたんだ…!



「う!うわああああぁァッ!!」


―――…ジョロジョロ!


…僕は余りの恐怖に悲鳴を上げ、その場で失禁してしまった…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫