《MUMEI》
 行為
姉「髪洗ってもらうの初めて、気持ちよかったなぁ」 
風呂あがり、勝ち誇ったように姉が言った
 
俺「…はいはい、おねぇ様の言うとおりに、致します」
 
俺は、まだ、ふてくされたままだった
 
姉は、平常心なのかな、
余裕を感じる…
俺、暴走しそうなのに 
 
出前を取り、
食事をし、
荷物の片付けを…
 
寝室を、一緒にして、
もう一つの部屋を、クローゼットルームにした
 
姉「疲れたね、お茶にしようか」
 
俺「うん、もう11時か、早いなぁ」
 
姉「ひろ、明日は?」
 
俺「ん、授業ないけど、バイト探ししなくちゃ」
 
姉「お金なら、私が…」
 
俺「ダメ!やる事はやらなきゃ、彼氏、失格になっちゃうだろ」
 
姉が、珈琲を持ってきて、俺の隣に座った
 
姉「ほんと、別人みたいだ、大翔」
 
俺「ゆうな、の前では、偽らない…
俺、ホントは、自己主張強いんだ」
 
姉が、寄り添ってきた
 
そっと肩を抱く
 
自然と、唇を合わせた
 
姉の匂いに包まれる
 
姉「…ひろ…何人ぐらい?エッチした?」
 
俺「…な、なんだよ…」
 
姉「…おしえて…」
 
俺「ねーちゃんで、二人目…」
 
姉「前に付き合ってた、あの子と?」
 
俺「…そうだよ…」
 
姉「そのわりに、ひろ、エッチだよね…」
 
俺「そっかなぁ…」
 
姉「エッチなの、ばっかり見てるからかな?」
 
俺「…!」
 
姉「本棚の左下…」
 
俺「見たのかよ…」
 
姉「…うん、前の家でね」 
俺「プライバシーの侵害だぞ!」
 
姉「ごめんね…」
 「ひろ…あぁいうの、好みなの…」
 
俺「何見たの?!」
 
姉「…全部…」
 
俺「…マジ…」
 
姉「起こらないでね、だって、ひろ、の事知りたかったし…こういう関係になるなんて…思ってなかったから…」
 
俺「…俺…変態かなぁ…」 
姉「お互いがよければ、変態だってアリだよ」
 
俺「…」
 
姉「私も…偽らなくていい?」
 
俺「あたりまえじゃん」 「嘘なし、お互い本音でいたいよ」
 
姉「私、凄いエッチかも……引かない…ひろ…」
 
俺「大丈夫だよ、ゆうな、となら」
 
姉「また、呼び捨てだ」
 
姉が、俺の唇に
 
姉の手が、俺の股間に
 
俺「エッチ禁止じゃなかったの?」
 
姉「意地悪!」
 
俺「ねーちゃんが…」
 
唇をふさがれた…
 
姉「…したいの…大翔と」 
姉を引き寄せ、舌を絡めた 
姉「大翔…大好きなの…」 
俺「ゆうな…俺も、大好きなんだ…」
 
 

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