《MUMEI》

婚約て‥‥

まさか2人して‥///?

≪ドクン‥≫

「ぁ‥えと‥、で‥、ソレとさっき黒兎が言うてた禁忌と‥どーゆー関係があるん‥?」

「それはですね──」

「好意を寄せるのはいいが、あくまでも主と執事という間柄を保たねばならんという事だ」

「───────」

「アリス?」

「ええやん、その方が(微笑)」

「「?」」

「だって──‥ウチ、今でも十分幸せやねんから(微笑)」

「そうか──ならいいが」

「せやから、これからもずっとウチの側におってな♪」

「はい(微笑)」

「いわれなくてもそのつもりだ」

「おーきに♪」

「ぁ‥、そうでした‥」

「ん?」

「紅茶の支度が出来ていたのをすっかり忘れてしまってましたね──(苦笑)」

「ぁ‥‥」

そういえば‥。

「では──お茶にしましょうか(微笑)」

「うんっ♪」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫