《MUMEI》

「凛〜?だよな。」


俺の前に来た〜カイルが言った。
俺は、コクンと頷く。「なんで、分かったんだ?」


「……」
何故かカイルは、俺の問いに答えずに〜煌に、解毒薬を頼んだ。


「凛〜これを飲め。」

「う…うん、ゴクッ…」
俺の姿は元に戻った。


「凛様〜すみませんでした。わたくし…月を見ると…狼になるのです。」


…あ、なるほど。先に教えて欲しかったな。


…ちらっとカイルを見たけど…何故か不機嫌なような…?なんで?

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