《MUMEI》
 罰
俺は、試験が終わるまで、結菜と、SEXしないと決めた
 
結菜は、笑って
 
姉「出来る?そんな事」
と、冷やかされた
 
俺、意識は強いんだ
 
だから、嘘の自分も、作れたのかも…
 
 
試験が終わった日
 
結菜と、居酒屋に行った
 
開店まもない、がらがらの居酒屋に
 
俺「まだ5時だよ、もう、飲むの?」
 
姉「食事よ、私の初給料だよ、まだ、バイトだけどね」
 
乾杯の後、母から電話が来た
 
姉の前で、電話にでる
 
俺「もしもし…」
 
「かぁさん、なに、その言い方は!」
 
「ダメだよ!」
 
「かぁさん、かぁさんとねーちゃんは、他人でも、いいよ!
俺とは、血を分けた姉弟なんだからね」
 
「そんな言い方するなら、俺、かぁさんを嫌うよ」
 
「はい、反省して下さい」 
「はい、じゃ、またね」
 
電話を終えた
 
姉「帰って来いって?」
 
俺「うん、泣かしちゃった」
 
姉「…」
 
俺「心配ないよ、顔見せに帰るけど、母にも、反省してもらわなきゃね」
 
姉「…私なら、いいのよ…」
 
俺「母が、ねーちゃんをどう思っても、母の勝手だけど、俺に、言葉で言うのは、マナー違反だもん」
 
姉に、笑顔で言った
 
居酒屋を出るとき
 
父から、姉に電話が来て
 
姉「私にも帰って来いだって、かぁさん、反省してるから、だって…」
「気が思いなぁ…」
 
俺「いいじゃん、日帰りで、他人として、付き合えば?」
 
姉「…そんな、簡単に…」「…そっかぁ、大翔の義理母だと、思えばいいのね」 
姉が俺の腕にしがみついた 
可愛い…
 
姉「かえったら…する?」「エッチ?」
 
俺は、顔が赤くなった
 
人混みの中で、よく、いえるなぁ

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