《MUMEI》

入って来た客はすぐ近くのカウンター席に案内された。
見覚えのある姿が横を通り過ぎようとした。

そしてその客と達也の目があった。


「達也………。美咲…?」

金髪のイケメン。所長拓史だ。となりにいるのは、拓史の親友 滝沢文弥だ。優しい顔立ちだ。

「俺んときは一緒にどこにも行ってくんなかったくせに…。」 拓史が不機嫌そうにつぶやいた。


「俺、美咲さんと付き合ってるから。」
達也は思い切った。

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