《MUMEI》

「な‥、なぁ白兎──///」

「ぁ‥、はい、何でしょうか」

「あんな、ウチ──‥」

「どうぞ、ご遠慮なさらずに仰って下さい(微笑)」

僕が言うと──‥

お嬢様は戸惑うような表情をした。

座ったまま──

側にあるクッションを抱き抱えて黙り込んでしまった。

「お嬢様‥?」

僕が問い掛けても──‥

やはり何も答えてはくれない。

どうしようか──‥。

僕が困っていると──

お嬢様はそれをさっしたらしく顔を上げた。

「白兎──///」

「はい(微笑)」

「お願い──聞いてくれる‥///?」

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