《MUMEI》

「‥白兎‥‥‥アンタ‥‥‥‥今ウチのコト‥///」

僕の言葉に驚いた様子をしながらも‥

お嬢様は頬を染めたまま──‥

恥ずかしげに俯いて僕の名前を呼んだ。

そして俯いたまま続ける。

「おーきにな、アリスて──呼んでくれて///」

とても嬉しそうに──

お嬢様はそう言ってくれた。

それが嬉しくて──‥

気付いた時には──

無意識に体が動いていた。

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