《MUMEI》 「全く、おいら やんなっちゃう!」 ため息をつく、おに〜ちゃん。 「やーやっぱ質問してみるもんだよ。学校の先生だと、質問しにくいけどよ、小林先輩だと気楽でいいや。」 と、柴崎が言う。 「うん、オレも今まで塾なんか行ってるヤツの気が知れなかったけど、分かんなかった事が分かるって、良いもんだな、やっぱ!」 「あ〜☆中里、裏切り者め!我等、劣等生軍団を脱退する気か?」 「バカ言ってら!小林先輩がついていながら、いつまでも劣等生軍団にいるいっくんの方がオカシイんだよ。」 「おー中里よ、良いこと言ってくれた!全くこの子は、情けないったら…」 グサッ… なんだ、なんだ!ふん!良いんだよ、どーせあたしは、遅れてるヤツさ。 イジケて、開き直るいっくん。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |