《MUMEI》

◇◇◇

約束の土曜日──。

「お〜〜〜〜い♪」

「ぁ‥」

み‥‥‥

蜜樹君?

大きく手を振りながら──

こっちに走って来る。

「あんこ〜♪」

間違いない‥

蜜樹君だ──。

いつも白い作業着姿を見慣れてるせいか──

私服姿の蜜樹君ってちょっと新鮮‥///

「おっ、今日の髪型カワイーじゃん♪」

「ぇ‥///!?」

蜜樹君があたしにニッコリ笑いかけてきて‥‥

思わずドキッとした。

◇◇◇

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