《MUMEI》

不思議だな‥。

何故もっと自由奔放に振る舞う事をしないのだろう。

コイツは主でありながら──

俺やハクの心配を忘れる事が無い。

主だというのに──。

「で──‥黒兎は何でココに来たん?」

「ん‥‥‥、ぁぁ、紅茶の時間だから呼びに来た」

「ぅぁ、ごめん‥(汗)」

アリスは決まり悪そうに俺から目を逸した。

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