《MUMEI》

◇◇◇

≪ほわ〜‥≫

蜜樹君の手‥‥

大きくて──

あったかい。

安心する。

手を繋ぐって──

こんな感じなんだ‥///

「おっ」

「?」

「イチョウ黄色くなってきてるな♪」

「ぁ──」

ほんとだ。

夏の面影は──

もうほとんど消えちゃってる。

≪ザ‥≫

風が‥‥

葉を揺らして通り過ぎてく。

ちょっぴり冷たい。

でも──

寒くは感じない。

繋いだ手の温もりがあるから──。

◇◇◇

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫