《MUMEI》

勳羅は次に紫吾を見た。


紫吾はきちんと寝ていた。


それから塁羅を見て、塁羅のベッドに静かに座った。


俺と塁羅が
出会って約11年
あんなに小さくて
全てを忘れ
生きる術も
忘れてしまった
君は
こんなにも
大きくなったんだね


俺の大切な子供…


勳羅は可愛い寝顔し、眠っている塁羅の頭を撫でた。

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