《MUMEI》

◇◇◇

蜜樹君に連れられてやって来たのは‥‥

色んなお店の立ち並ぶ繁華街。

「お〜、すげぇなぁ」

「うん、賑やかだよね──(微笑)」

そう答えながら──

あたしもちょっぴり圧倒されてた。

普段は幸福堂とか商店街に行く位だから──

こんなに賑やかな所にはなかなか来ない。

その分──

凄く新鮮味が沸く。

「さて、っと──‥どっから回る?(笑)」

「ぇ‥、えっ‥と──‥」

路地にズラリと並んだお店は──

どれも珍しい印象のものばかり。

「───────」

どうしようかな──。

◇◇◇

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