《MUMEI》

◇◇◇

「これっ、オレの番号な♪」

「ぇ///」

蜜樹君の──‥

ケータイの番号‥?

「ぁ‥」

そうだ‥

あたしも蜜樹君に教えなきゃ。

あたしはバッグからペンとメモ帳を取り出して──

ケータイの番号を書いて差し出した。

「じゃあ、これ──///」

「おう、ありがとな♪」

蜜樹君はメモを受け取ると──

カチカチとケータイのボタンを押して何か打ってるみたいだった。

それから‥‥

あたしが不思議そうな顔をしてるのに気付いて──

ケータイの画面を見せてくれた。

「アドレス帳‥?」

登録してくれたんだ‥///

◇◇◇

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