《MUMEI》

魔王宮では〜すでに煌が待っていた。


「カイル様…」


「ああ、煌〜休暇中に悪いな…。急にだよな?父君はどうしたんだ〜何かあったのか?」


「あ…はい。」
煌は、チラリと俺を見て…カイルに耳打ちした。


「え?まさか…嘘だろ?」


煌は、何も言わずに、魔王の待つ広間のドアを開けた。


広い部屋の奥へ方に、豪華な造りの椅子に座った〜


カイルに良く似た漆黒の髪、黒い瞳の恐ろしく美しい顔の男がいた。


…これが、カイルのお父さん…魔界の王…。若いな…でも…なんだ?冷たい印象だな…?


「父君王〜お久し振りに御座います。」


「おお、カイル…元気だったか?」


「はい、父君王も元気そうでなによりです。」

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