《MUMEI》 「どうだ?中途半端にしか呪いを解けぬ者が、大切な人であるはずがないだろう? その者は、人間界へ即刻帰すが良い。記憶を奪ってな…。 そして、カイルよ、メイファ姫と結婚し〜魔王となるのだ。世継ぎも作るのだ。よいな。」 「父君王…そんな…一方的な…父君王らしくありません、そんなやり方は…」 「もう良い、下がれ。話は済んだ、後の事は…煌、任せるぞ!良いな!…私の命令が絶対だ。…」 煌は…見えない所で、拳を握りしめて…頭を下げた。 「魔王様の仰せのままに…」 「煌…本気か?煌…オレは嫌だぞ!凛と離れるなんて…」 …俺は、事の顛末を呆然として、見ているだけだった。 前へ |次へ |
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